プロアスリートの体調管理術とは

私がやっていること

 

1.プロアスリートの体調管理に携わっています

アスリートの競技・環境変化による、体調変動の要因構造を究明する為の、測定分析・評価をしています。アスリート支援企業・団体・指導者さんのリカバリー計画立案に活用いただく、選手の個別的な体調管理・指針データを提供しています。

チームに新加入した選手の体調管理(選手寮)・季節の気象環境に体調を順応させるトレーニング目的(合宿)。このような状況下にて、体調管理マネジメント契約としてお手伝いをしています。

 

2.「今どのような状態なのか?」を見極めるのが私の役目

タイムレスなしに選手の今現在の体調を把握した結果「どう対処するか?」は献立を決める管理栄養士さん始め、様々な役割の方が担って下さいます。

しかしその「どう対処するか?」を決定する為に不可欠な「今どのような状態なのか?」を見極めるのが私の役目です。

 

当ラボが専門とする体調変動の要因構造分析と評価というのは、生活環境下における体調変動の要因を予測できる限り明確化すること。

その上で身体の生理的な働きと、体調を変動させる要因の相関性から体調構成を学びとって頂くこと。

そして目的に応じた体調管理の環境整備。つまりアスリートの疲労回復・健康増進させる、住まい環境のバリアフリーへ繋げていきます。

3.体調変化の要因

 

体調の変化には大きく2つに分かれています。1つ目は生まれ持った体質により、合う合わない状況で左右される遺伝子要因が30%。

2つ目は生活している環境や、生活習慣といった個々に異なる、生活環境要因が、70%影響しています。

これらのうち、私は生活環境要因から体調を定期的に分析評価することを、健康保持を図る為の指針データとして位置付けています。

 

4.生活環境要因の分類

 

生活環境要因の分類は大きく分けて4つあります。

仕事(種目・ポジション)が変われば生活習慣・行動習性が異なるといった職業習性。

気象変動や、人工的な特定の環境要因(生活空間)の温度適応による生理機能の変動といった体温調節。

地域差・季節差などの環境からの負荷に対する恒常性システムによる生理機能の変動といった気象変動。

季節変化や体質から体調の状態を把握し、生理機能の変動に応じて必要な栄養を補充するといった不足栄養。

各体調変動の因子とされる事柄が、何故発生したのか相関的に関連性を検査分析評価をします。

 

予測できる限り現状の身体のリスクつまり体調の変化を可視化していく。

身体の働きを阻害することなく、外部環境変化の対応力を身に付ける生活環境改善を図ること。すなわちこれを体調管理するということです。

 

個に焦点を当て集団(チーム)を管理する

選手個々に向き合ったオーダーメイドの体調変動の要因構造分析と評価をした上でのチーム統計。

集団生活におけるそのチーム選手の「癖」が統計から現れてきます。

個人に焦点を当て、全体を管理する方法をチームに改善提案をしています。

 

具体的には、寮の食事献立づくりに栄養管理の反映。環境生態リズムを習慣化の措置として1日の行動予定表などの寮規則や選手としての心得(教訓内容)への反映。

疲労回復を軸に身体の働きが活性化しやすい施設管理の設定への反映といった練習の効果を最大限引き出す為の環境整備に役立てる情報をオーダーメイドで提供しています。

 

5.より多くの方に体調管理術の必要性と有効性を知ってもらうために

今私がやっていることは、上記1の他に「 メタバース空間ZEPETOワールド制作」「栗城ゼミ開催」「市民活動への参加」等があります。これらは全てより多くの人に体調管理術の必要性と有効性を知ってもらうためです。

「プロアスリートとは体調管理の次元が違う。」と、時々、言われることがありますが、私は同じだと思います。

例えるならばプロ野球選手は、月7日を除く全ての日数で試合があります。スターティングメンバ―(通称スタメン)に選抜され「試合で活躍し続けるため」に体調管理を徹底しています。一方で一般の方たちが、日々多忙な中で仕事もプライベートも充実させるためにスポーツを通じて体調管理を行うこと」は、目的が違えどプロスポーツ選手と「健康課題」は同じです。

プロスポーツチームとは異なり、一般のスポーツ現場においてはコーチ陣の仕事量は多岐に渡っています。もっと寄り添いたいという想いが仕事と自分のケアの両立が巧くいかなくて心と体調のストレスが解消できずに、好きな仕事だったけれど続けられずドロップアウトしてしまった。そんなスポーツコーチさんも少なくはありません。だから私は健康被害を原因としたスポーツコーチさんの、ドロップアウトをなくすことからスポーツ現場を元気にしていく。そんなスポーツ社会を築いていきたいです。

「もっと1人1人に寄り添いたい」スポーツに打ち込む家族を支えたいパパママコーチさん。アスリート支援を対象とした、個人の方・企業・団体みなさまのサービス強化に体調管理サポートとしてお手伝いします。専門性を棲み分けて一緒に、スポーツ現場を元気にしていきましょう。

 

 

 

 

 

プロアスリートの体調管理術とは

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